八坂神社(祇園社 おぎおんさあ)

旧記によれば、当地は往古より島津の荘の水門志布志津として上方始め遠近へ通商の船舶が常に輻輳し、

豪商が軒を並べ口碑に伝わる志布志千軒の町として市井繁盛を極めました。宝永3年(1706年)2月の文書により、商業神と伝えられる祇園社の存在が想像しうるが、明確な記録はありません。

安永6年(西暦1776年)編の文書に「祇園社町下浜辺に有り」とあります。また天明3年(1783年)編の

「志布志記」に「祇園社 住吉社相殿当町下浜辺に在り、当町繁栄、海上安全の為め安永6年丁酉六月勧請するなり」とあり、一時衰えて当年再建されたものと推測されます。

慶応2年(1866年)編の文書には「文久2年(1862年)宮居作替相成り御輿等下し祇園会相努め候」とあり、このころ祭典が盛大に挙行されたことが窺われます。

明治元年八坂神社と改称し、先の大戦を経て昭和28年10月、下八坂より志布志2458番(下大黒)に移転、昭和31年改築。その頃より商工会青年部を中心にお祇園さあ祭が盛大に運営されてきました。

平成19年の台風により大被害を受け倒壊寸前となり、平成22年4月8日現在地に移転し現在に至ります。

 

鎮座地 志布志市志布志町志布志1丁目31

御祭神 素戔嗚尊 (すさのおのみこと) 櫛稲田姫命 (いなだひめのみこと)

例祭日 春祭り2月20日 秋祭り11月24日

 

神事・芸能

2月21日の安楽山宮神社の市渡祭は麓の若宮神社へ御神幸する祭事ですが、

お帰りの時八坂神社を御旅所としてお休みになります。

八坂神社はこの山宮神社の御輿を送迎する行事を行います。(船磯まで出迎え若宮神社まで随行)

7月末にお祇園さあ 夏祭りを行います。

 

(以上、神社設置看板より引用)